時間:午前九時~午後四時三十分
授与料:100円
小指が結ぶ あなたの笑顔
まず、あなたと出逢えたというこの『御縁』に感謝したいと思います。
人はみな、多くの出会い、多くの希望の中で様々な悩みに直面します。家族、恋愛、友情、進路など生きていく上で、悩みや迷いは常に存在するものです。それは、そこに希望があるから、幸せになりたい、幸せにしてあげたいと思うからこそ、生まれてくるものだからです。
私の指詩(ゆびことば)は、高校時代に、一人の友人の背中を押すために描いたことから始まりました。独りで悩みを抱えていた彼女にとって、それは勇気となり、今までの辛さが嘘のようなとても素敵な笑顔を私に見せてくれたのでした。その笑顔を見た時の喜びが忘れられず、今の私がいます。
指詩(ゆびことば)を描き始めて、はや7年が経ちました。
『小指』は、赤い糸や指きりなど人との出逢いや繋がりを象徴するモノですが、私が指詩(ゆびことば)を描き始めてから今まで、私自身、詩集や個展を通して出逢った人達から、多くの励ましと喜びの声を頂きました。そのひとつひとつの心、ひとつひとつの出逢いが次の作品への原動力となって、また新たな出逢いへと導いてくれています。
大吉も 小吉もなく
当山の上原住職のお勧めがあり、私はこの『小指みくじ』との御縁を頂きました。
城興寺を「来てくれた人たちが元気になるお寺にしたい」と考えておられるご住職が、私の活動をお知りになり、その元気になるひとつの要素に指詩(ゆびことば)が当てはまるとお勧めいただいたからです。
もちろん、私は僧侶ではありませんし、とくに信心深い性質でもないので、最初は固辞しておりました。しかし、ご住職の強いお勧めと、何より指詩(ゆびことば)が、少しでも皆様のお役に、皆様の支えになれるならと思い、参加させていただくことにしました。
大吉も小吉もない、小指で描かれた指詩(ゆびことば)ですが、あなたと、あなたを支えてくれている人たちの幸せ、そして新たな出逢いへの「おみちびき」となってくれることを願っています。